わたしはお店にいくと、ついつい社員に口やかましく色々と言ってしまう。

床にゴミが落ちているから拾え!

お店の周りが片付いていないから整理しろ!

挨拶がなっていない!

身だしなみが整っていない!

これがどうした!

あれはどうなったと!

とにかくうるさいのである。

言っている本人は衝動的に言ってしまい言った後に落ち込む。

落ち込むくらいなら言わなければいいのに言ってしまう。

落ち込むくらいだから当然言っていて気持ちよくない。

当然言われている社員たちも気持ちよくない。

なんで気持ちよくないことを言ってしまうのか

考えてみたところ、心配って気持ちが出てきた。

そう、わたしは怒っているのではなく心配をしていたのである。

なにからなにまで心配で心配でしょうがないのである。

お店が心配、社員が心配、お客様が心配。

とにかく心配なのである

この心配が曲者で、わたしは愛情表現のつもりなのだが社員にとっては迷惑でしかない。

お店に行っては小言を言う。

社員は思うのである「また始まった、、」

結果的に聞く耳を持たなくなってしまうのである。

そして社長は社員が言うことを聞かないとイライラして余計に小言を言う。

社員は余計に聞かなくなる。

悪循環である。

この悪循環を断ち切るためにうちのお店では、社長が話す日と、社員の話しを聞く日とそれぞれ持つようにしている。

1on1ミーティング

1on1ミーティングという社員の話しを聞く日を設けている。

簡単に言えば、サシで話しを聞く場ということである。

1on1については最近注目を浴びているようでたくさんの書物が出ている。

わたしが読んだのは「シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング」かんき出版 世古詞一著

セミナーにも参加してきた。

うちの店の場合、30分を月に1回、部下の話しを聞く場を設けている。

やり始めた当初は、うまく行かなかった。

話しを聞ききれずについつい口を挟んでしまうのである。

得意の小言モードである。

最近、傾聴というテクニックを学んでだいぶ聞けるようになった。

わたしと社員だけでなく、社員間でもやっていてなかなか楽しくやっているようである。

ベクトル勉強会

こちらは週に1度60分、社長が話をする場である。

うちで作っているオリジナル経営計画書をもとにして社長の考えを話すのである。

経営計画書は会社の方針が数字と文字で書いてある教科書である。

書いてあることを噛み砕いてより詳しく説明していくのである。

2018年12月で110回を迎えている。

こちらも最初の頃はちっとも上手くしゃべれなかった、さすがに回数を重ねると上手くなっていくものである。

まとめ

こんな事を地道に繰り返してきたおかげで、社内の人間関係がよくなってきていると感じている。

うちのお店は2016年12月を底にして売上がV字回復している。

なんで売上が上がったのかとよく聞かれる。

わたしは社内の人間関係が良くなってお店の雰囲気が良くなったからだと確信している。

メニュー・内装・料理なにも変えていない。

変えたの社員との人間関係だけである。

わたしとしては社員から話を聞く場をもっと持ちたいと思っている。

月一で30分は少なすぎる。

できれば週一で30分聞きたいところだ。

だが飲食店は就業時間のほとんどが営業時間でお客様が入ってくることを前提にしなければならない。

ただでさえ長時間労働の業種である。

なのでこれ以上時間をとるのは現実的になかなか難しい。

その中で協力してくれている社員に感謝である。

その社員達がもっと働きやすい環境をなんとか作っていきたいと思っている。

理想はみんなが楽しく働ける職場。

これも楽しく実現していきたい。

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この記事を書いた人

春山 充

春山 充

1967年生まれ 東京都豊島区出身 東京で創業昭和54年の、ろばた焼き屋を経営している。軽い気持ちで飲食店を継いだはいいが、社員とのコミニュケーションに悩み、勉強不足で経営も窮地に陥った時期もある。現在は心を入れ替え、社員が安心して働ける会社に成長させようと日々奮闘中。 詳しいプロフィールはこちら