わたしはいつでも心配でしょうがなかった。
自分のこと、お店のこと、家族のこと、まだ起こっていない将来のこと、もう過ぎ去ってしまった過去のこと。
お店でも、心配で心配でついつい社員に対しも小言をいってしまうとういうブログを書いた。
その心配の奥底には何があるのだろう。
去年受講したTLIビジネスでビリーフについて習った。
「ビリーフ」とは、あなたの中に知らず知らずに「入って」いる思考パターン。
それは、自分自身のことを、小さく否定的に思わせたり、他人や世界のことを、冷たく恐ろしいものに見せたりして、結果として色々な形でストレスを生んだり、望まない現実を引き寄せたりしてしまいます。
ストレスとは、他人や現実そのものにあるのではなく、他人や現実に対する自分の思い方・反応の仕方こそが、ストレスなのです。
そのストレスを生む「製造元」が「ビリーフ」であるとも言えます。
ビリーフは、ストレスの元となるばかりでなく、本当はほしいものや望む結果がどうしても得られないという人生の「制限」の中に、あなた自身を閉じ込めてしまうことになるのです。
心理カウンセラー・大塚あやこさんのHPより引用
そう子供のころから作り上げた思考のパターンなのである。
ビリーフがあっても生きづらくなければそれで良い。
ビリーフによってストレスを感じているのであれば、構造を知って抜け出して明るい生きたかをしていきたいものだ。
そしてわたしはビリーフにはまってしまい、心のなかにはいつでも「心配エレジー」が鳴り響いていたのである。
心配の元はなんなのか
掘り下げてみよう。
社員がキチンとやってくれないと、お客様からクレームがくる。
お客様からクレームがくるとお客様が離れる。
お客様が離れると売上が落ちる。
売上が落ちると給料・家賃など固定費が払えなくなる。
固定費が払えなくなるとお店が開けられなくなる。
お店が開けられなるとお店(会社)が潰れる。
お店(会社)が潰れたら収入がなくなる。
収入がなくなると一家離散してしまう。
一家離散して野垂れ死に。
こうくるのである。
いやいやそんなバカな!と思う人もいるかもしれない。
わたしの中ではこの思考パターンで生きているのである。
仕事に関してだけでなく全てのことにおいてこの思考パターンに陥ってしまうのである。
それならそうならないように行動すればいいじゃない。
そうなの!
でも、このパターンにはまっていると怖くて行動できないので非常にやっかいである。
そして母親との関係性もあるかも
わたしは子供のころ肥満児で体が弱かった。
慢性鼻炎でいつでも鼻水を垂らしていて、遠足でバスに乗れば必ず吐いてしまう。
ついたあだ名が「ゲボチン」であった。
そんな母はいつでもわたしのことを心配していたのだと思う。
わたしが思いだす母の顔はいつでも心配顔である。
うちの両親は2人で飲食店をやっていたので夜は家にいないのである。
母が大好きなわたしは、心配をかけると母が自分のことをかまってくれると思ったのかもしれない。
そして心配=愛情表現という図式が出来上がっていったのかもしれない。
母親はわたしが15才の時に亡くなっているし、子供のころの自分に聞くわけにはいかないのであくまで憶測でしかないが。
行動して変化してしまったら野垂れ死に
ここまで無意識に一気に考えてしまうのである。
それならどうするか。
まずはこの思考パターンがあることに気がつくことから。
気がつくことで「あー、また心配エレジーが鳴り響いているなー」と客観的に気がつくことができる。
気がついてこれはただの思い込みみなのだと引いて感情を観察する。
この繰り返しで少しづつボリュームを下げていく。
なにやら一気に音を消せる人もいるらしいが、わたしは少しづつボリュームを下げていくタイプらしい。
このビリーフに気がついた時はお別れできるとは思えなかった。
うん、理屈はわかった
でも全然苦しいけど?
習った当初はそんな感じであったが最近ジワジワと小さくなってきたように感じる。
いや自分自身と切り離して考えられるような習慣がついてきたという感じか。
以前は、心配エレジーの世界にどっぷり浸かって共感して同化して涙をダラダラながしてしまうの状態であった。
出来ているところは全くみえないで、出来ていないところばかりが見えてしまう。
自分のことも、お店のことも。
あそこが足りていない→野垂れ死
ここが出来ていない→野垂れ死
すぐに野垂れ死してしまうのである。
でも現実問題としてすぐに野垂れ死する訳はなく。
野垂れ死するまえになんとかするはずである。
ただ単に心配エレジーが鳴り響いているだけなのである。
まとめ
最近、瞑想についての本を読んだ。
瞑想はまだ起きていない将来を心配したり、過去のことをくよくよしたりしない。
呼吸を意識して「いまここにいる」「いまを大切にする」ということを学ぶものだと書かれていた。
そう、「いまここにいる」を大切にして少しづつボリュームを下げていきたいものである。
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- カウンセラー/作曲家 大塚彩子公式サイト