予告編を観て是非観たいと思っていた映画。
期待以上に面白く観れました。
時代背景とあらすじ
1961年 ロシアとアメリカが宇宙開発競争が繰り広げられていた。
人種差別、男尊女卑が色濃く残る時代。
NASAの研究所でロケットの打ち上げに必要な計算をする女性グループがあった。
優秀だけど黒人というだけで理不尽な扱いを受けている。
それでも逆境に負けずにひたむきに前進していき、やがて偉業に携わる事になる映画。
宿命から運命へ
映画を観ていて安岡正篤先生の「人生は自ら創る」という本を思い出した。
「宿命」は留まる事。
「運命」は動く事。
この本の中で安岡先生が「宿命」と「運命」に関してこのように解説している。
差別が残る時代、地域に黒人として生まれてきたのは「宿命」動かしようのない事実。
「宿命」は環境で決まる。
黒人であるとか、女性であるとかいって何も行動しなければ「宿命」にとらわれている人生。
環境は動かす事は出来ない。
与えられた環境でなにもしないのは思考停止状態。
思考停止していては「宿命」から逃れられない。
自分の意思で行動することで「宿命」が「運命」へと変わる。
人生を自らの力で生きている事になる。
人生を生きる特権をもっているのは人間だけ。
未来を創造できるのも人間だけ。
思考停止して人間である事を放棄しないようにしなくてはと思った。
感想
IBMのコンピュータをNASAが導入する時の事。
IBMのエンジニアが四苦八苦するなか、独学でプログラミングを習得した黒人女性がコンピュータを動かすシーンがある。
コンピュータが導入されれば無くなってしまう可能性がある部署の女性が時代の変化に嘆くのではなく、先回りして自分達の居場所をつくりだした。
「宿命」に振り回されていたら居場所がなくなっていたかもしれない。
思考停止する事が1番怖い。
なぜならわたしが父親の後を継いだ時に、未来の展望とかみていなかっか。
毎日を消化試合のように惰性で生きていた。
この頃は不安と戦い疲弊する毎日だった。
いまは未来の展望を経営計画書で描いている。
自分の人生は自分の頭で創造して切り開いていくのだーと改めて思った。
映画館
TOHOシネマズ日本橋
住所
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電話番号
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