「香害」という新しい公害があることを最近知った。

柔軟剤、消臭剤、香水など強いニオイで頭痛がすることがある。

わたしが神経質なのかと思っていたが、そうでもないらしい。

おもに揮発性の化学物質が体内に入ってしまうことで、頭痛、吐き気など引き起こす「化学物質過敏症」という病気がある。

重症化してしまうと、外出出来なくなり、働くことや学校に行くことができなくなってしまうそうである。

そうか、私も化学物質でやられていたのか!

この化学物質過敏症で大変な思いをしている友人かいる。

加害者にも、被害者にもならないために。

頑張っている友人を応援するために。

「香害」を知って欲しいと思ったので紹介してみようと思う。

「香害」あなたは化学物質過敏症という病気を知っているか?

香害とは

香害(こうがい、かおりがい、英: fragrance pollution)とは、香水・香りつき洗濯洗剤・柔軟剤などの香料に含まれる香り成分に起因し、頭痛やアレルギーなどの症状が誘発され、健康に害を受けることである[1][2][3]。香りの感じ方には個人差が大きく同じ香りでもある人にとってはよいと感じても別の人にとっては不快な香りとなり得て、また、不快感のみならず、咳・頭痛・喘息・吐き気などの症状を発する例もある[4][5]。香り成分は空気中に漂うため受動的に曝露することになり、いわば香り成分による公害であることから「公害」をもじって「香害」と呼ばれるようになった。発生要因として、香水のつけすぎや、洗濯時に香りが強く残る柔軟剤を使用することなどがある[6]。
Wikipediaより

香害により体調不良を感じるようになり、重症化すると化学物質過敏症を発症してしまう。

発症すると頭痛や吐き気などの症状が現れ、さらに重症化すると外出もできなくなってしまう。

仕事や学校にも行けなくなり、家に引きこもってしまうしかなくなる。

除菌スプレー、柔軟剤、香水のニオイとそこらじゅうで化学物質は普通に使われている。

ダメなニオイ、物質が人によって違うし、例えば柔軟剤でも大丈夫なやつとダメなものがあるという。

とにかく不確定要素が多い。

ニオイや化学物質はそこらじゅうにあふれていて、加害者も被害者も何をどうすればいいのかがわかりづらい。

対策を立てるのがお互い難しい。

その上、化学物質過敏症に関する情報が少なすぎて、具合が悪いけど原因がわからない。

そして重症化してしまうというパターンがたくさんあるようだ。

化学物質過敏症を知ったきっかけ

この病気を知ったのは、うちの店のデザートを卸してくれている「お菓子のふじい」の藤井千晶さんからである。

ご主人である、たかよしさんが発症してしまった。

最初は原因がわからずに病院をたらい回し。

そのあげく重症化してしまったそうである。

たかよしさんは、超優秀な和菓子職人で「お菓子のふじい」のお菓子を製造する中心人物である。

中心人物が発症してしまったことにより、お店が大変なことになってしまった。

スタッフや、店舗から製造場に流れてくるお客様の香りで、具合が悪くなって仕事が出来なくなってしまう。

製造は滞ってしまうし、ダメな香りがするスタッフとは一緒に働けないなど、色々な問題が連鎖的に起こってしまった。

たかよしさんも大変だが、一緒に働くスタッフも大変である。

工場内の環境を整えたり、スタッフに洗剤を支給したり、たかよしさんにガスマスクを着けさせたりと色々している。

△ 遊んでいるわけではない。

それにも関わらず、たかよしさんの症状は悪化している。

お店の存続にも関わる問題となってしまった。

シャボン玉せっけん

無添加の石鹸にこだわる、シャボン玉せっけんも「香害」については問題視している。

しゃぼん玉せっけんは、自社製品の合成洗剤で湿疹に悩まされている人がいること知る。

そして、無添加洗剤を作り、1974年に全ての製品を無添加に切り替えたそうである。

そんな会社であるから「香害」問題に対して、自社のHPで積極的に発信している。

超重曹

「ろばた焼き海賊」では、社員やお客様の安全のために重曹の力を濃縮した「超重曹」というのを使っている。

合成洗剤に混ぜって使ったり、希釈して掃除に使ったりしている。

汚れがものすごく落ちる。

ステンレスとかピカピカになる。

気温が高くなると、消臭剤を使う社員もいるので、消臭剤の代わりに重曹スプレーを使うようにすすめようと思っている。

カナリアップ

藤井さんはご自身のブログで、現状を発信した。

化学物質過敏症に関する情報を発信したら、全国から化学物質過敏症の人から悲痛な声が届いた。

このままではいけない!

「化学物質過敏症の人を助ける!」

そんな思いから「カナリアッブ」を立ち上げた。

カナリアップでは、化学物質過敏症に関する情報を発信して認知度を高めていく。

そして、化学物質過敏症の人が働けるお菓子工場を建設にむけて挑戦している。

ものすごいチャレンジである。

かなりの借金もするようで、同じ経営者としてリスクをともなう意思決定に驚き、尊敬した。

まとめ

柔軟剤、消臭剤、香水など人に迷惑をかけようと思って使っている人はいない。

それどころか、ニオイで人に迷惑をかけないように、人に不快な思いをさせないようにと気を使っているのだと思う。

でも、実際には科学物質過敏症という病気になる人がいて「香害」という言葉が生まれた。

柔軟剤、消臭剤、香水が悪いとは言わない。

なんでもかんでも、無添加がよくて化学物質が悪いとは言えないと思うし、言うつもりもない。

より良くなるために、人は色んなものを開発しているはずである。

しかし、現実としてそれらが原因で苦しんでいる人もいる。

頑張っている友人、まだ軽症だったころに一緒に飲んだことのある、たかよしさんを応援したいと思った。

情報発信をしているはしくれとして、少しでも「香害」のことが世に広まり、「香害」で苦しむ人が少しでも楽になるお手伝いになれば良いと思ってこの記事を書いた。

加害者にも被害者にもならないようにするためには、事実を知ることが必要である。

カナリアップはこちら

この記事を書いた人

春山 充

春山 充

1967年生まれ 東京都豊島区出身 東京で創業昭和54年の、ろばた焼き屋を経営している。軽い気持ちで飲食店を継いだはいいが、社員とのコミニュケーションに悩み、勉強不足で経営も窮地に陥った時期もある。現在は心を入れ替え、社員が安心して働ける会社に成長させようと日々奮闘中。 詳しいプロフィールはこちら