社長の仕事とはなんだろう?

昔のわたしは、社員が言う事を聞かない、社員が言う事を聞かないと、カリカリカリカリしていました。

社員の顔を見れば、どーせこいつらはわたしの言う事なんか聞かないんだと、最初から決めつけて敵のように思っていました。

そしてお店の業績が上がらないのも、太陽が東から昇るのも、わたしの胃の調子が悪いのも、全部社員のせいだと思っていました。

もちろん、大袈裟に書いていますが、敵みたいに思っていたのは事実です。

だから、管理をしたいと思った。

社員教育をして、内部管理をして、ビシッとした素晴らしい社員になれば、業績が上がると思っていました。

まぁ、そんな気持ちで社員と接していれば、社員は当然わたしと反発するし、余計に敵対します。わたしが敵だと思っているのですから、社員もわたしの事を当然敵だと思うに決まっています。

そんな事にも気がつかずに、またカリカリしては、「どうして社員は、わたしの気持ちをわかってくれないのだ!」と思っていました。

自分は全部わかっていて、わかっていない社員を、わたしが正しい道に引き戻すのだ!とか本気で考えていましたからね。

本当に、アホですね。アホのスパイラルです。

社長としての自分の仕事もせずに、社員に責任をなすりつけていたのですから、、。

まぁ、どうしてそんな事になってしまったかというと、自分に自信がなくて色々な事を自己決定出来ないから、決定できない不安を社員に押し付けていたからなんですが、、。

もうイヤ、書いていて情けなくなってきた、、。

この部分はまた今度詳しく書きたいと思います。

では本当の社長の仕事とはなにか

社長の仕事は、会社を高収益型にしていく事です。

えーっと、わかりにくいですよね。

会社の利益とは、固定費(人件費や家賃など毎月必ずかかる費用)を粗利(売上から変動費を引いたもの)でいかに早く稼ぐかという事です。

なので、粗利の中に含まれる固定費の比率が低ければ低いほどいいのです。例えば固定費が300(単位はなんでもいいです)かかっている会社で、粗利が300なら固定費/粗利で100%になります。という事は、利益0でトントンという事です。もう一つ、固定費が300で粗利が350なら、固定費と粗利の比率が86%となり、利益が50という事になるのです。

なにがいいたいのかといいますと、この粗利の中に含まれる固定費の比率を出来るだけ小さくしたいのです。(勘違いして欲しくないのは、固定費を絞るという考え方ではなくて、あくまで粗利を上げるとう考えて欲しいのです)

という事はやる事は単純で、固定費を下げて粗利を上げるだけです。もちろん実際にやるのは死ぬほど大変ですが。

みそは売上ではなくて、あくまで固定費と粗利の比率で見るのです。

これを売上としてしまうと、売上を上げるために無計画に人を増やすとか、過剰な広告宣伝費をかけるとか、値引きをしてしまうとか、粗利を下げる事をしたり、固定費を引き上げてしまうかもしれません。

そうではなくて、あくまで粗利を上げる。いま持っている設備や人でより多くの粗利を稼ぐと考えるのです。これを生産性を上げるといいます。

ふー、ずいぶん周り道をしましたが、会社を高収益型にしていくとは、現在会社にある人や物でより多くの粗利を稼ぐという事なのです。

だから社長は、現商品をもっと高く売れないか、もっと高く売れる商品やサービスがないか、1円でも多く今より粗利を稼げないか。

より粗利が稼げる会社にするのが社長の仕事です。

と偉そうに言ってみましたが、これは中々大変な事です。どれが当たるかなんて全然わかりません。必要とされるかどうかなんてお客様が決める事だからです。

だから社長は、ぼーっとしていないで、外に出て常にチャレンジしていないといけないのです。

経営者ではなく管理者だった

そんな事も知らずに、やれ社員教育だとなんだかんだ言っていって、社長の仕事もしないでボッーとしていました。

なんでぼーっとしていたかと言えば、二代目というのがわたしの場合は、関係していたと思います。もちろん全ての二代目がぼーっとしている訳ではないです。誤解がないように。

二代目であるわたしは当然父親が作った、ある程度事業が回っている居酒屋を最初から持っていました。だから経営者ではなくて、管理人みたいな考えになっていたのです。

父親は脱サラをして、生きていくために道なき道を切り拓いて飲食店を経営していました。粗利を自分の力で稼いで来たのです。それに引き換え、わたしは父親が作ってくれた道を、楽して歩いてきました。というか本来の仕事をしないで、別の荷物を背負ってフーフーいいながら歩いていたのです。

後ろを振り向けば道があるから、前を向いても道があると勘違いしていたのです。

これに気がついた時には、ビックリです!

なんという思い込みでしょうか!管理をしていれば道が続いていくと信じ込んでいたのですから。

それどころか、父親がもっとしっかりとしてくれていれば、自分がこんなに苦労をしなかったのに!なんて思っていたのですから。

やれやれです。

まをでもね、、

自分の愚かさを嘆いてきましたが、落ち着いて考えれば悪い事ばかりではありません。

管理人であったから良かった事もありました。

稼ぐ事より管理に興味があったから、決算書を読めるようになりたいと思い、勉強したおかげで財務にも強くなったし、管理をしたいと思ったからこそ経営計画書にも出会い計画を作るようになりました。

人間、短所も長所も半分半分なのです。

長所ばかりの人間もいないし、短所ばかりの人間もいない。

人間はついつい自分の悪い事ところばかりに目がいってしまい、自分はダメな人間なんだと定義していたりします。そのダメな自分をどのように定義するのかが重要なんです。

この話も別の機会に。

最後に

まとめとして、社長の仕事は管理ではありません。人事評価を導入したり、なんだかんだと内部管理の強化ばかりに目がいってしまっていたら会社は潰れてしまいます。

社長の仕事は、高収益型企業にして、生産性を上げる事です。

そして節税はほどほどにして、内部留保をためて財務を強化するのです。

それが結果的に社員の給料を上げる事が出来るし、守る事も出来るのです。

10年前に、この事に気がついていたら、今回のコロナでもビクともしない会社に出来ていたかも、、。などと15年分の決算書を引っ張り出して見返してみて思ったりしてみました。

もちろん、いまだから気が付ける訳ですから、気がついたタイミングは完璧なんですけどね。

という訳で、本日は以上です。

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二代目、三代目社長のお悩み解決スペシャリスト/バイカー/ソロキャンパー/ビリーフリセット協会®︎認定カウンセラー/株式会社はるやま代表取締役/1977年創業錦糸町ろばた焼き海賊経営

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    この記事を書いた人

    春山 充

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