とにかく昔から生きているのが楽しくない。
特に会社を経営するようになってからは、心から楽しく過ごせた事なんか、ほとんどない気がする。いつでも会社の事が背中に重くのしかかっている気分で、息切れして疲れていた。
会社を成長させないと。
会社を立派にしないと。
そうしないと自分は幸せになれない。
自分の幸せ=会社の成功
という図式である。
気が付かないうちに、いつの間にかそうなっていたのに気がついたという話しをしたいと思う。
会社と自分が一体化していたのだ
だから、会社が上手くいっていないと、自分が否定された気分になる。
売上が落ちた、社員が辞めた、備品が壊れた。とにかく何かあれば、自分自身が否定されたような気分になって落ち込んだ。
だから立派で自身が自分になるためには、立派な会社にしないといけない。
そうしないと、人から、社会から、社員から価値ある人間と認めてもらえないと思い込んでいたのである。
俺の価値と会社の価値は関係ない
そもそも、会社がどうなったらゴールと言えるのだろうか。そんな事、自分が良しと思えれば良しでしょ。でもいつでも人目を気にして、もっと立派な会社にしないと。もっと売上がある会社にしないと。もっともっともっともっと、、、、、。
疲れる訳である。
それは全ての事に言える。
俺は何かを達成したり、成果を出したりしないと自分に価値がないと思い込んでいた。
それは自分で自分の事を、何かが出来ないと価値の無い人間だと自分で設定していたのだ。
要するに、自分で自分の事をダメな人間だと思い込んでいただけじゃないか。
自分で自分に、何かが出来ないお前には価値がないと、言い聞かせていたのだ。
すべて自分自身で決めていたんだ、「何かを達成するまでは幸せになってはいけない」と。
いや違うか、「幸せになるためにはには達成しなくてはならない」かな。そう条件付きの幸せなんだよな。
そんな事を考えていたら、ふとある考えが降りてきた。
あれ?俺は会社じゃないよな。
おれの一部ではあるけど全てではない。
あれー、おれなんで会社と自分を同一化してたんだろう?
そう気がついたら、ポカーンとした。
そう気がついたら、ちょっとだけ世界が変わった。
背中から重くのしかかっていた重荷がすこし消えた。
そうか!おれは会社ではない!
立派な会社にするのと、自分自身の人生や価値には全く関係はない。会社の存在が大きくて会社と自分がベッタリと張り付いていたけど、会社は俺の一部ではあるけど、全てじゃないじゃん!
会社に関する事は、いつでも変に深刻になってしまう。
ちょっとでも売上が悪かったり、トラブルがあったりすると、深刻になって落ち込んでしまう。
落ち込んだところで、なんの解決にもならないのに。
沈み込んでしまい、グズグズと悩むだけでなんの行動も出来ない。
そうすると、行動できない自分を責めて、また落ち込んでいく。
深刻と真剣は違うのに、完全に悪循環である。
こんな事に気がついてしまった。
なんで気がついたかって。
なんでだろ。
生きているがツライから、なんとかしたいと思って色々な本を読んだり、勉強したり、考えたりしたからかな。考えて整理しているうちに、だんだんと自分の事を客観視できるようになったのかも。
なにが決めてかわからないが、とにかく気がついてしまった。
気がついてしまったら、なんとなく気分が軽くなった
あれ?おれは会社じゃないよね。別に会社が上手く行っていなくても笑ってもいいんだ。楽しんでもいいんだ。いままでは、会社が上手く行っていないのに、楽しんではいけない、笑ってはいけないと思っていた。
そんな事あるわけないじゃん。
こうして書いていてアホかと思う。
でも本気でそう思っていたから笑ってしまう。
こんな事に気がついて、すこし明るい気分になった。
楽な気分で会社経営できて、明るい気分で過ごせるように心がけよう。
ということろで、本日は以上です。