うちの息子の髪をずっーとバリカンで刈ってきた。
丸坊主にするだけなので簡単だった。
ただ単にバリカンに3ミリのアタッチメントつけて、ビッーて刈るだけ。
以前は丸坊主で良かった。
でも最近の彼は坊主は嫌なのだそうだ。
彼はおしゃなのである。
洋服にも色々とこだわりがある。
その気持ち親父もよくわかるぞ。
おれも子供の頃、半袖・半ズボンがいやだった。
幼稚園は半ズボンと決まっていたけど、わたしはズッーと長ズボンで通していた。
と言っても殆ど幼稚園なんか行っていないが。ん?俺は中学、高校もまともに行っていない。小学校だけかある程度まともに通ったのは。なんが学校なんか行かなくてもなんとかなるな。
話が逸れた。
そうそう、おしゃれな息子は丸坊主が嫌だと言い出した。
そうかそうか。
とーちゃんはバリカンを片手に頑張ってみた。
、、、、、。
トラ刈りになってしまった。
妻に床屋で直してもらいなよと言った。
でも心の中では、連れて行って欲しくなかった。
自分なりに工夫して頑張って刈ったから。
でもトラ刈りはかわいそう。
でも一度床屋に連れて行ったら、わたしはもう2度と息子の髪をバリカンで刈る気にならないだろ。
理由?
だってプロに切ってもらった方がいいじゃない。
プロが切った後にわたしが切るなんて出来ない。
そう思っているからかな。
まぁ、別にまたわたしが刈ってもいいんだけどね。
なんかそんな気がするのである。
息子が床屋から帰ってきた。
これで家族全員同じ人に切って髪を切ってもらっている事になる。自宅から歩いて30秒のところにあるタカマツさんというところ。美容院と床屋。両方やっているのである。
それはそれでなんか嬉しいか。
うむ。
自分で床屋に行ってこいと言っておきながら、いざ行ってきてカッコよくなった髪を見て安心すると同時に、自分の頑張りがなかった事になってしまったようで、何故か悲しくなり、傷ついたような気分になった。
息子とのつながりが一つ減った気がしたのかもしれない。
それとも、わたしがバリカンで髪を刈れる、子供じゃなくなったのが寂しいのかもしれない。これが子離れ出来ない親の気持ちなのかもしれないとかちょっと思ってみたりした。
大袈裟すぎるな。
よくわからんが。
なんだかね。
まぁ、いいや。
バリカンとはおさらばかな。
バリカンどうしよう。