春山 充 
人は多かれ少なかれ、無意識の領域で自分をどんな人間なのかを設定しています。
その自己設定によって自動的に行動させられているのです。
ブログラミングのようなものだと考えて下さい。
そのブログラミングの多くは、子供の頃に両親との関係や家庭環境で作り上げられると言われています。
無力であった子供の頃、両親に嫌われないように、傷つかないようにと自分を守り、生きていけるように設定したものなのです。
でも実はその自己設定は現実のものでなく、自分の頭の中で作りあげた「考え」にしかすぎないのです。
その頭の中にあるだけの「考え」は自分を守るり、生きていく上で大切な考えでだったのです。
とってもとっても大切な考えなので、その考えが正しいもの、現実にあるものだという証拠集めをしてきました。
証拠集めをして、より強固なものにしてきたのです。
ただの考えではなく、現実であると自分の中で確固たるものにしていったのです。
自分は〇〇な存在である
その自己設定がネガティヴな考えであったらどうでしょうか。
例えば「自分は言いたい事を言うと人に嫌われる」と自己設定していたとします。
この設定に縛られていれば、自分の言いたい事を言えないのではないでしょうか。
でも本心では「自分の意見が言いたいのに」と思っていたら、とっても苦しくなってしまいます。
でも「自分の意見を言うと人に嫌われる」と設定しているからどうしても言えません。
でも言いたい。
でも言えない。
こんな事を繰り返していたら、どんどん苦しくなってしまうし、どんどん自分の事が嫌いになってしまいます。
自分の欲求を隠して我慢して生きていたら、人生がどんどん生きずらいものになってしまうのではないでしょうか。
自己設定を知る
自分では自分をどう設定しているかは、なかなかわからないものです。
何故なら、自分にとってはそれが普通であり、常識だからです。
そこには、なんの疑いもありません。
地球は平たくて、太陽が地球の回りを回っていると信じていれば、それがその人にとってと事実です。
同じように、人生はつらく悲しいものであると信じていれば、それがその人にとっての事実で現実です。
たとえ地球は丸くて、人生は楽しいものであったとしても、その人にとっては信じていることが真実だし現実なのです。
もしあなたが、この世は生きづらいと感じているのなら「自分がどういう自己設定をしている人間であるか」を知る必要があります。
考えを知るために
その設定って本当？
絶対に絶対に本当の事？
絶対に真実だと言えるの？
そう問いかけます。
自己設定を根底から見直す必要があるからです。
「〇〇したら△△になる」
この設定が本当であるのかを、改めて考え直します。
いつでもこうでしたか。
そうでなかった場合もあったのではないですか。
様々な角度から問いかけて自己設定を見直します。
見直す事で、その設定が自分の頭で作りあげた、ただの考えである事を理解できるのです。
理解するだけでも、その設定と距離がとれて自動的に行動しなくなります。
自分の意思で行動を選択する事ができるようになるのです。
自己設定を知ったその先に
自己設定を知り、自分の頭の中にしか存在しないものであると理解すると、自分の意思で行動を選択できるようになります。
そして、さらにその先には本来の自分がいます。
自己設定に行動させられていた時は、問題を回避するためだけの行動しかできません。
例えば「〇〇すると△△になる」という設定をしているときは、「△△」にならないようにするのが行動の目的です。
少なくとも「△△」にはならないようにしようという問題回避型の行動です。
でも「〇〇すると△△になる」という設定がなければどうでしょうか。
あれ？
今までは「△△」になりたくないからという前提で行動していたのに、「△△」がなくなれば問題を回避する必要がなくなります。
「△△」にならないようにという問題回避型の行動から、「□□」になりたいたらやるという未来の目的型の行動へと変化する事が出来るようになるのです。
ビリーフリセットセッション
自分は望んでいないのに、いつでも同じ結果になってしまう。
どうしても人より劣っているように思える。
その結果、人が羨ましくてしょうがない。
などなど。
それらはビリーフがそうさせているかも知れません。
自分が自分をどう設定しているかを知って、それらから開放されませんか。
悩みというほどでないけど、話を聞いて欲しいとかでもオッケーです。
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